商品ID番号:MGA0029-29
商品:フラワーベース(花瓶)
サイズ:直径17cm / 高さ26cm
カラー:フランボワーズ
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イランにおけるガラス器の歴史は古く、3世紀から7世紀にかけてペルシャササン帝国地域では、私たちが現在使用している一般的なガラスの原材料となるソーダ石灰硝子とほぼ同じ材料からガラス器が製造されていました。それらは「ササンガラス」としてシルクロードを経由して遥か日本へも渡来しています。正倉院に収蔵されている白瑠璃碗(はくるりのわん)はあまりにも有名なササンガラスを代表する切子硝子です。
こちらは、卓越したガラスのアートワークや彫刻を手掛ける芸術家ゴルカル氏の工房の吹きガラスです。同氏は、テヘランのガラスとセラミックの博物館の館長を14年務め、美術大学でガラスアートの教鞭を執るという、大変ユニークで豊富な経験をもつアーティストです。
赤いガラスの色付けは難しく、特にこのフラワーベースのように熟した木苺のような鮮やかな赤は経験に裏打ちされた匠の技です。今回はピンクとオフホワイトのランキュラスで優しくまとめてみました。反対色のグリーンやイエロー系のお花は爽やかな雰囲気になりそうですね。
クリスマスにはポインセチアの切り花を、お正月には南天(なんてん)の枝を飾って一年を通して活躍してくれそうです。手作業による吹きガラスのため、気泡がございますことをご了承願います。